あなたのお財布と冷蔵庫は誰のもの? 世界のお約束「GDPR」をサクッと理解!

「あれ?なんで私が欲しいと思ってたものが、広告にすぐ出てくるんだろう?」とか、「知らないうちに、いろんな会社に自分の情報が渡ってるんじゃない?」って、ちょっとモヤモヤしたことありませんか?

たとえば、友達の家に遊びに行って、勝手に冷蔵庫の中身を見られたり、お財布の中身をチェックされたら、ちょっと嫌ですよね。自分の大切なものは、自分で管理したいし、誰かに預けるなら「何に使うのか」ちゃんと知りたい。そして、不要になったら「もう使わないでね」って言いたい。

そんな「個人の情報」を、まるであなたの大切な「お財布」や「冷蔵庫」の中身のように、ちゃんと守りましょうね!という、世界中のインターネット利用者が安心して使えるようにするための、大きなお約束が「GDPR」(ジーディーピーアール)なんです。

それは何? 〜あなたの情報専属の執事〜

GDPRは、まるで「あなたの情報専属の優秀な執事」みたいなものです。

この執事は、あなたの情報を預かる会社に対して、「ご主人様(あなた)の大切なものは、ちゃんと許可なく触らないでくださいね。もし使うなら、ちゃんと目的を伝えて、許可をもらってくださいね」と、厳しく指示を出します。

さらに、「ご主人様が『もうこの情報はいらない』と言ったら、すぐに片付けてあげてくださいね」といった具合に、あなたのプライバシーを隅々まで守ってくれる、とっても頼りになる存在なんです。

何ができる? 〜お財布と冷蔵庫の物語〜

では、この「情報執事」がいることで、私たちはどんな安心が手に入るんでしょう? あなたがお店で「会員登録お願いします!」って言われた時を想像しながら、見ていきましょう!

  • 1.「何に使うか、ちゃんと聞いてね」の権利(同意と透明性)

    お店:「お客様、このサービスを使うために、お名前と住所、メールアドレスを教えていただけますか?」
    あなた:「はい、いいですよ。でも、何に使うんですか?」
    お店:「新商品の情報や、お誕生日クーポンをお送りするのに使わせていただきます!
    あなた:「なるほど!それなら大丈夫です。」

    → 昔は勝手に使われがちだった情報も、今は「何に使うか」をハッキリと説明して、あなたの許可(同意)を得るのがルールになりました。まるで、冷蔵庫の中の食材を「これ使っていい?」って聞かれるようなものですね。

  • 2.「今、私の情報、何に使われてる?」の権利(知る権利)

    数ヶ月後…
    あなた:「あれ?最近、変な健康食品の広告メールが来るんだけど、私、そんなの許可したっけ?」
    あなた:「すみません、私の情報って、今何に使われてるんですか?全部教えてください!
    お店:「申し訳ございません、お客様の情報は新商品のご案内と、提携先の健康食品会社に誤って共有されていました。」

    → あなたは、自分の情報が今どう扱われているか、どんな目的で使われているか、全部会社に聞くことができます。お財布の中身を定期的にチェックするのと同じですね。

  • 3.「間違ってるから直して!」の権利(訂正する権利)

    あなた:「えー!それは困ります!健康食品の広告は止めてください!それから、引っ越したので住所も直してほしいんですが。」
    お店:「承知いたしました。健康食品の広告はすぐに止め、住所も修正させていただきます。

    → もし登録情報が古かったり、間違っていたりしたら、いつでも直してもらうことができます。誤った情報で変な広告が届く、なんてことも減りますよ。

  • 4.「もう使わないでね!」の権利(利用停止・消去する権利)

    一年後、そのお店を使わなくなったあなた。
    あなた:「もうこのお店使うことないから、私の個人情報、全部消してもらえますか?会員登録もやめます!」
    お店:「かしこまりました。お客様の情報は、規則に則って速やかに削除いたします。

    → 会員を辞めたり、もうサービスを使わなくなった場合、あなたは会社に自分の情報をすべて消してもらうことができます。「忘れられる権利」なんて呼ばれることもあります。

  • 5.「他の会社に引っ越したい!」の権利(データポータビリティの権利)

    別の新しいお店で、「今までの会員情報をそのまま新しいお店で使いたい!」と思った場合。
    あなた:「今までの情報を、新しいお店に渡してもらうことはできますか?」
    お店:「はい、承知いたしました。お客様の情報を、ご指定の方法で新しいお店にお渡しいたします。

    → 自分の登録した情報を、別のサービスや会社に移したい場合、データとして受け取って移行してもらうことができます。まるで、自分の持ち物を引越し業者に頼んで、新しい家に運んでもらうようなものですね。

簡単な例 〜あの「同意ボタン」の裏側〜

インターネットを見ていると、初めて訪れたサイトで「このサイトはクッキーを使っています。『同意する』ボタンを押すと、快適な閲覧とパーソナライズされた広告が表示されます。」というメッセージを見たこと、ありますよね?

まさに、あれがGDPRの考え方を取り入れた動きなんです。

まるで、執事が「ご主人様、こちらのサイトでは、お客様の好みに合わせた情報をお届けするために、少しだけ情報をお預かりしてもよろしいでしょうか?」と尋ねているのと同じ。あなたが「はい、お願いします」とボタンを押すことで、情報の利用を許可したことになります。

もし「後でやっぱりやめたい!」と思ったら、サイトの設定で「クッキーを拒否する」を選べば、執事が「かしこまりました」と、すぐに情報を預かるのをやめてくれるはずですよ。

結び 〜あなたの情報をもっと大切に!〜

どうですか? こう聞くと、なんだか難しそうな「GDPR」も、実は私たちが安心してインターネットやサービスを使うための、とっても人間味あふれるルールだと感じませんか?

あなたの「お財布」と「冷蔵庫」の中身を守るように、デジタルな情報も大切にされる世の中。これって、すごく素敵なことですよね!

ITに詳しくなくても、「自分の情報は自分で守る、そして会社にも守ってもらう」という意識を持つだけで、ぐっとデジタル社会が安心になりますよ。ぜひ、あなたの「情報執事」GDPRを味方につけて、賢く便利にインターネットを楽しんでくださいね!

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