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Salesforce開発では、コードのデバッグが不可欠です。ここでは、Apexコードの問題を効率的に解決するための6つの手順を紹介します。
1. ラバーダックを通じて自分の心と対話する
最初のステップは、自分のコードを誰か(または何か)に説明することです。たとえば、デスクに置いてあるラバーダックに向かってコードの動作を説明してみてください。この過程で、自分の思考が整理され、問題が自然と見つかることがあります。
ポイント
- 例外が絡む場合: 例外メッセージに記載されている行番号を確認し、その行で発生しうるエラーを特定します。
2. System.debugを活用する
System.debug()
を使用して、コードの動作を確認します。デバッグログを有効化する手順は以下の通りです:
設定 > 監視 > デバッグログ に進み、ユーザーのデバッグログ記録をオンにします。
デバッグログの使い方
System.debug('>>>> 現在のxの値: ' + x);
- 「
>>>>
」のような一意の文字列を使用すると、ログ内で簡単に検索できます。 - 注意点: デバッグログは2MBで切り捨てられるため、大量の出力がある場合は工夫が必要です。
3. 開発者コンソールを活用する
開発者コンソールはデバッグに非常に便利です。以下の機能を活用できます:
- ログビュー: デバッグログを視覚的に確認できます。
- SOQL実行: SOQLクエリの結果をリアルタイムで検証できます。
- 匿名実行: `Execute Anonymous`を使用して直接コードをテストできます。
- チェックポイント: クラスごとに最大5つのチェックポイントを追加して、特定の箇所で変数の値を確認できます。
4. ユニットテストを作成する
ユニットテストは、コードの問題を特定する強力な方法です。以下の利点があります:
- 分離された環境での実行: 他のデータや設定に依存しないテストが可能。
- 再利用可能なテストデータ: 毎回同じ条件でテストを実行できます。
- アサート文の活用:
System.assert(contacts.size() > 0); System.assertEquals(expectedX, actualX);
5. 休憩を取る
長時間コードに向き合っていると、フラストレーションが溜まり、冷静な判断ができなくなります。一旦休憩を取ることで、新しい視点から問題に取り組めるようになります。
6. ヘルプを求める
上記のステップで解決しない場合、同僚やコミュニティに助けを求めましょう。質問する際には以下を心がけてください:
- 問題を明確に記述する。
- 必要な情報を提供する(使用環境、エラーメッセージなど)。
- コードサンプルをフォーマットし、読みやすくする。
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