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SalesforceでSites Guest User/Public Profile のデバッグログ取得方法
Salesforceでは、サイトのゲストユーザー(Public User)の操作をデバッグする必要がある場合があります。通常のユーザーとは異なり、ゲストユーザーは匿名であり、関連するデバッグログを取得するためには特別な手順が必要です。本記事では、ゲストユーザーのデバッグログを取得する手順を詳しく解説します。
手順概要
- ゲストユーザーのユーザーIDを特定する
- デバッグログを有効化する
- アクションをトリガーしてログを生成する
- デバッグログを確認する
1. ゲストユーザーのユーザーIDを特定する
サイトのゲストユーザーは、通常「Public Profile」に紐づけられた特定のユーザーIDを持っています。以下の手順でゲストユーザーのIDを取得できます。
サイト設定を確認
- [サイトおよびドメイン] > [サイト] に移動します。
- 対象となるサイト名をクリックします。
ゲストユーザーを表示
- 「公開アクセス設定」をクリックします。
- 「このプロファイルに属するユーザーの参照」ボタンをクリックします。これによりゲストユーザーの詳細ページが開きます。
氏名を取得
- ゲストユーザーの氏名をメモします。
2. デバッグログを有効化する
デバッグログ設定
- [ログ] > [デバッグログ] に移動します。
- 「New」または「新規」をクリックします。
ゲストユーザーを登録
- 追跡対象エンティティ名の検索欄にステップ1で取得した氏名を入力し、ログを有効化します。ログレベルを必要に応じて設定します。
3. アクションをトリガーしてログを生成する
サイト上の操作を実行
- ゲストユーザーとしてアクセス可能なサイトページに移動します。
- 必要なアクション(フォームの送信、データの読み込みなど)を実行します。
ログの生成
- アクションの実行中、Salesforceはデバッグログを記録します。
4. デバッグログを確認する
デバッグログのダウンロード
- [デバッグログ] ページで、生成されたログを確認します。
- 必要に応じてダウンロードして内容を調査します。
ログの分析
- Apexコード、SOQLクエリ、トリガーなどの動作を確認し、問題の原因を特定します。
注意点
ログレベルの調整
ゲストユーザーのデバッグログには、[デバッグレベル] でログレベルを調整して、より詳細な情報を記録できます。セッション制限
Salesforceはセッション制限のため、ゲストユーザーのログが記録されない場合があります。この場合、ゲストユーザーのセッションを再現するために特定のテスト環境を使用することが推奨されます。セキュリティ考慮
ゲストユーザーがアクセス可能なリソースが制限されていることを確認してください。過剰なアクセス権限を与えると、セキュリティリスクが発生します。
まとめ
サイトのゲストユーザーのデバッグログを取得するには、まずゲストユーザーのIDを特定し、そのユーザーを対象にデバッグログを有効化する必要があります。この手順を実行することで、ゲストユーザーが引き起こす問題や動作を分析でき、適切な修正や最適化が可能になります。
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