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Salesforce Local Development Server エラーの解決方法
はじめに
Salesforce Local Development Server は、LWC(Lightning Web Components)やサイトのローカル開発を可能にする便利なツールですが、設定によってはエラーが発生することがあります。
特に、開発環境をセットアップし、ローカルサーバーを起動しようとすると、「Salesforce Local Development Server ERROR」 のようなエラーが表示されるケースがあります。
本記事では、このエラーの原因と解決方法を解説します。
エラーの発生状況
例えば、以下のコマンドを実行してローカル開発サーバーを起動しようとした場合:
sf lightning dev site --name "YourSiteNameHere"
以下のようなエラーが発生することがあります:
ERROR: Salesforce Local Development Server failed to start.
この問題は、Salesforceプロジェクトのフォルダ構成が適切でないことが原因で発生します。
解決方法
① Salesforce のローカル開発フォルダを確認
まず、プロジェクトが保存されているフォルダ構成を確認しましょう。
SalesforceOrgFolder ├── .localDev │ ├── SiteName │ │ ├── bdl ← ここが問題のフォルダ │ │ ├── 他のファイル
エラーが発生する原因は、この bdl
フォルダにあります。
② bdl フォルダを app にリネーム
以下の手順で bdl
フォルダの名前を app
に変更します。
Windowsの場合
- エクスプローラーを開く
SalesforceOrgFolder > .localDev > SiteName
に移動bdl
フォルダの名前をapp
に変更
Mac/Linux の場合
ターミナルを開いて以下のコマンドを実行:
mv SalesforceOrgFolder/.localDev/SiteName/bdl SalesforceOrgFolder/.localDev/SiteName/app
③ コマンドを再実行
フォルダ名を変更したら、再度以下のコマンドを実行します。
sf lightning dev site --name "YourSiteNameHere"
これで、Salesforce Local Development Server が正常に起動するはずです。
なぜこのエラーが発生するのか?
Salesforce Local Development Server は、プロジェクトフォルダ内の app
ディレクトリを基準にして開発環境を構築します。
しかし、一部の環境では bdl
というフォルダ名になっているため、サーバーが正しく認識できずエラーが発生します。
その他のエラー対策
上記の方法でもエラーが解決しない場合、以下の方法を試してみてください。
① Node.js のバージョンを確認
Salesforce Local Development Server では、特定の Node.js バージョンが必要な場合があります。
以下のコマンドで現在のバージョンを確認し、最新バージョンに更新してください。
node -v
② Salesforce CLI を最新バージョンに更新
古いバージョンの Salesforce CLI を使用していると、エラーが発生することがあります。
sf update
③ キャッシュをクリア
ローカル環境のキャッシュをクリアして、再構築すると解決することがあります。
sf plugins:install @salesforce/lwc-dev-server sf force:lightning:lwc:start --clear-cache
まとめ
- Salesforce Local Development Server のエラーは、フォルダ構成が原因で発生することがある
.localDev/SiteName/bdl
フォルダをapp
にリネームすると解決する可能性が高い- Node.js や Salesforce CLI のバージョンが古い場合は更新を試す
- キャッシュをクリアすることで改善する場合もある
上記の手順を試せば、Salesforce のローカル開発サーバーを正常に起動できるはずです!
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