生体認証サービス API を使用して Salesforce モバイルに生体認証を実装する

 lightning/mobileCapabilities モジュールの一部である生体認証サービス API を使用すると、Salesforce モバイルアプリケーションに指紋認証や顔認証などのデバイスネイティブの生体認証方法を統合できます。この機能により、セキュリティが強化され、機密性の高い操作に対してシームレスなユーザーエクスペリエンスが提供されます。

主な機能:

様々な生体認証方法のサポート

デバイス所有者の確認

カスタマイズ可能な権限リクエストメッセージ

実装例:

import { LightningElement } from 'lwc';
import { getBiometricsService } from 'lightning/mobileCapabilities';

export default class BiometricsExample extends LightningElement {
    verifyUser() {
        const biometricsService = getBiometricsService();
        if (biometricsService.isAvailable()) {
            biometricsService.checkUserIsDeviceOwner({
                permissionRequestBody: "デバイス所有権を確認するために生体認証が必要です。"
            }).then((result) => {
                if (result) {
                    console.log('ユーザーはデバイス所有者です');
                } else {
                    console.log('ユーザーはデバイス所有者ではありません');
                }
            }).catch((error) => {
                console.error('生体認証エラー:', error);
            });
        }
    }
}

この例では、生体認証サービス API を使用して、現在のユーザーが生体認証を使用してデバイス所有者であることを確認する方法を示しています。開発者はこの機能を実装して、Salesforce モバイルアプリケーション内で機密データへのアクセスを保護したり、高価値の取引を承認したり、多要素認証を強制したりすることができます。

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